歯科医院の数はコンビニの1.5倍 (首都圏では295mに1件の割合)
現在の歯科医院数は、約67,000軒で市場規模は、ほぼ3兆円
コンビニの数は、約43,000件で年間の売り上げは6兆9251億円
人口は減少しているが歯科医師数は毎年1500人増加
歯科診療所数も年々増加し、歯科医院当りの人口は減少している
社会保険自己負担率の増加(1割から3割)による受診率の低下
1医院当りの来患数の減少 1970年36.9人/日→1999年18.4人/日
医療費抑制により10年間で1歯科診療所あたりの診療報酬が平均23%減少
このような状況があるにもかかわらず、国民の約7割が口腔内に何らかの疾患を抱えています。
(上図参照)
お口の中に悩みや気になることがある人が70%近くいるのに対し、実際に歯科医院に来院している人はその中のごく一部です。現在来院していない人たちが来院するようになるだけで、医院の様子は大きく変わってくるのではないでしょうか?
最近、ヘルスプロモーション(治療の場としてだけでなく、健康づくりの場としての歯科医院作り)の動きが予防に力を入れている歯科医院から活発になってきています。
痛みを我慢できなくなった患者さんだけが集まる医院と、医院の周りに暮らす人たちが、もっと健康になるために訪れる医院。どちらを望まれますか?
患者さん一人一人の来院理由は異なり、背景も様々です。患者さんが何に困っているのか?どうしてもらいたいのか?そこを解決しなければ、患者さんからの評価は低くなってしまうでしょう。患者さんの背景を知り心の琴線に触れることが健康支援においてのキーポイントではないでしょうか?
自費率向上、増収増患、予防・・・、どのようにされたいのか、まずは先生ご自身でビジョンを明確にしましょう。